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「人生で最も長かった」=ゴーン被告、逃亡劇初めて詳述

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14 Jul 2021 10:07:41 GMT9
14 Jul 2021 10:07:41 GMT9

カイロ時事: レバノンに逃亡中の日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(67)が14日までに首都ベイルートから英BBC放送のインタビューに応じ、日本から極秘出国した経緯や様子を自ら初めて明かした。大型の箱に身を潜めてプライベートジェット(PJ)で逃げたことを認めた上で、「機上の箱の中で離陸まで待った30分間は、私の人生で最も長く感じた待ち時間だった」などと振り返った。

ゴーン被告は2019年12月、関西空港からPJで不法に出国。海外渡航禁止の保釈条件を破ってレバノンに到着し、日本中を驚かせた。同被告は「私は普段行かないような場所に行き、これまで買ったこともない洋服を着用せざるを得なかった。全ては成功のチャンスを最大限高めるため、絶対に注意を引かないためだった」と主張。逃亡の実行日も「普段通りの服装で散歩する普通の日でなければならなかった」と話した。

また、音響機器を入れる大型箱を使ったことについては「誰かに顔を見られないように、どこかに隠れる必要があった。唯一の方法は箱か荷物の中に隠れることで、(音響機器用の箱が)一番論理的だった」と強調。出国に際しては「過去も未来も考えず、怖くもなかった。『この機を逃すわけにはいかない。逃がせば日本での人質生活が続く』との一心だった」と述懐した。

ゴーン被告は18年の逮捕時の心境を「凍り付くような衝撃を受けた」と回想し、保釈中に妻キャロル・ナハス容疑者=偽証容疑で逮捕状=との面会を禁じられたため国外逃亡を決意したと主張した。

時事通信

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