
アラブニュース・ジャパン
東京:日露外相は11日、幅広い分野において日露間の協議を進展させることが重要であり、また気候変動等の地球規模の課題への対応が両国の共通の関心事項であるとの認識で一致した。
茂木外相とロシアのラブロフ外相は1時間にわたる電話会談で。平和条約交渉について話し合った。北方四島での共同経済活動、四島交流等の事業、経済、人的交流、安全保障について議論が行われたと外務省が発表した。
ロシアが支配する北方四島についてロシア政府はクリル諸島と呼んでおり、日露間の領土紛争となっている。第2次世界大戦後、旧ソ連軍が島を占領、日本は返還を要求している。
両外相はさらなる日露協力の見通しについても意見交換を行った。新型コロナウイルス感染症の影響がある中でも日露関係を着実に発展させるため、様々なレベルで意思疎通を図り、率直に議論を重ねていくことで一致した。