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日本がコロナウイルスの感染急増と闘う中、東京パラリンピックが開幕へ

2021年8月22日日曜日、2020夏季パラリンピックを前に日本の航空自衛隊のブルーインパルスが練習を行う中、東京の国立競技場付近に集まる人々。(共同通信、AP通信経由)
2021年8月22日日曜日、2020夏季パラリンピックを前に日本の航空自衛隊のブルーインパルスが練習を行う中、東京の国立競技場付近に集まる人々。(共同通信、AP通信経由)
2021年8月22日日曜日、2020夏季パラリンピックを前に日本の航空自衛隊のブルーインパルスが練習を行う中、東京の国立競技場付近に集まる人々。(共同通信、AP通信経由)
2021年8月22日日曜日、2020夏季パラリンピックを前に日本の航空自衛隊のブルーインパルスが練習を行う中、東京の国立競技場付近に集まる人々。(共同通信、AP通信経由)
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24 Aug 2021 09:08:06 GMT9
24 Aug 2021 09:08:06 GMT9
  • 162ヶ国、4400人以上のアスリートにとって、大会は待ちに待った瞬間だ
  • 今年のパラリンピックでは、22の競技が行われ、バドミントンとテコンドーが初めて登場する

東京:東京パラリンピックが24日に開幕し、パンデミックによる1年延期や、日本での新たなウイルス感染の波の不安があるにも関わらず、アスリートたちは固定観念と世界記録を打ち砕くことを願っている。

現在続いている保健危機は、大会のあらゆる側面に影響を及ぼしており、日本の天皇陛下は、ウイルス対策の規則で観客の入場がほぼ全ての競技で禁止されているため、ほぼ空席のスタジアムを前にして大会の開会を宣言する。

しかし、162ヶ国の4400人以上の選手にとって、この大会は、延期による落胆や中止の可能性を心配を経て、待ちに待った大会となる。

競技に出場する選手の中には、「ブレード・ジャンパー」の名で知られるドイツの走り幅跳び世界記録保持者マルクス・レーム選手や、日本の車いすテニスのレジェンド、国枝慎吾選手などがいる。

中国は長年にわたるパラリンピックでの金メダル総なめを続けると予想されているが、開催国の日本は、過去最高の254人のチームがオリンピックでの金メダルラッシュを繰り返せると期待している。

24日の午後、東京の一部の地域では、曲芸飛行隊ブルーインパルスがパラリンピックのシンボルの青、赤、緑の色の煙をたなびかせながら飛行する様子を見ようと、群衆が集まった。

大会の準備期間は緊迫した日々となり、数ヶ月間にわたって行われた世論調査からは、日本人が今夏の大会開催に反対していることが明らかになった。

オリンピックが始まると、雰囲気は変わったように見え、大半の人が開催されてよかったと口にしたが、日本のウイルスの状況はここ数週間で劇的に悪化した。

日本では、この1週間で1日の感染者数が2万5000人を超え、死者数は約1万5500人と比較的少ないままだが、ワクチン接種を完了した人の割合は40%にとどまっている。

開会式は、東京とその他12の地域で、バーやレストランの営業時間を大幅に制限し、アルコールの販売を禁止する新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されている中で行われる。

専門家らは、この対策は機能しているとは思えず、より厳しい制限が必要であると警告しており、中には大会の開催を強行したことが、ウイルスに関する政府のメッセージを損なったと主張する人もいる。

パラリンピック選手は、オリンピック選手と同様のルールに従うことになり、毎日の検査、マスク着用義務、移動制限などが課せられる。

また、ほぼ全ての観客の会場への入場が禁止されるが、子どもたちに一部の競技を観戦させる学校プログラムは実施される。

国際パラリンピック委員会のアンドリュー・パーソンズ会長は23日、観客の入場制限は「正しい判断」だと述べた。

「私のメッセージは、テレビをつけて、できる限りパラリンピック大会を楽しんでくださいということです」

会長は、大会は安全に開催されると主張しているが、参加者は「警戒を緩めてはならない…我々は楽観視してはいけない」と付け加えた。

懸念が続いている印として、ニュージーランドのパラリンピックチームは開会式に参加しない予定だ。ただし、主催者によると、参加を辞退したのは同国だけだという。

オリンピック組織委員会は、大会に関連して547件の感染事例を報告しているが、そのほとんどが日本に拠点を置く従業員や契約社員の間での感染であり、パラリンピックの開会式の前にも151人の感染が参加者の間で確認されている。

日本選手団のマセソン美季副団長は、厳しい状況はパラリンピアンにとって経験のないことではないと語った。

「パラリンピアンにとって、逆境に立ち向かい、自分の可能性を追求することは、何も特別なことではありません」と、同氏は語った。

「パンデミックで状況は厳しいですが、自分にできることを見つめて輝くことは、選手にとって大きな意味があります」。

今年のパラリンピックでは、22の競技が行われ、バドミントンとテコンドーが初めて登場する。

AFP

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