
宇宙ミッションの命名にはまさに希望が感じられる。少なくとも、日本とアラブ首長国連邦(UAE)の場合はそうだ。
希望を意味する「きぼう」とは、国際宇宙ステーションのために開発された日本の実験棟につけられたニックネームだ。一方、2020年7月の打ち上げが予定されているUAEによる火星探査計画には、「ホープ・プローブ(Hope Probe:希望探査)」という名がつけられた。
アラブ諸国から初めて火星に送られる宇宙探査機は、日本の種子島宇宙センターから打ち上げられる。
種子島は日本最大のロケット射場で、UAEの地球観測衛星「ハリーファサット(KhalifaSat)」も2018年にここから打ち上げられた。
種子島の南東の沿岸に位置する同宇宙センターは、1969年に開設され、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって運営されている。
「ホープ・プローブ」は、UAEの建国50周年にあたる2021年2月までに火星に到達する予定だ。
「ホープ・プローブ」:スケジュール