
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明している3候補は12日、インターネットやテレビ出演を通じ支持拡大を図った。
岸田文雄前政調会長(64)はユーチューブで質問に答える番組を配信。中国の人権弾圧を踏まえ「基本的な価値を守ることに特に力を入れる」と述べ、人権問題担当の首相補佐官を設置する考えを示した。台湾有事に関しては「平和安全法制の要件に合致したら毅然(きぜん)と対応する姿勢を確認しておかなければならない」と強調した。
この後、岸田氏は東京都内で記者団から総裁選への意気込みを問われ、「去年とは違い勝敗の行方が見えない。最後まで緊張感を持って臨む」と語った。
高市早苗前総務相(60)はフジテレビ番組で、首相に就任した場合の靖国神社参拝について「私にも信教の自由がある」と述べ、改めて意欲を示した。「なぜ米国が反対するのか理解できない」とした上で、米国や中国に対し「国のために命を落とした方に敬意を表し合おうという働き掛けは一生懸命にやる」と語った。
本日も報道番組などで政策説明させて頂きました。明日は7:30 フジ日曜報道THE PRIME、明後日16:45 関テレ報道ランナー、20:54 BSテレ東日経ニュースプラス9と20:59 BS11報道ライブインサイドOUTの予定です。テレビ観たとのお声、励みになっております。 pic.twitter.com/MHuKMXGBbM
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) September 11, 2021
河野太郎規制改革担当相(58)が「脱原発」などの持論を封印したことに関しては、「信念を持っていかないと国会論戦に耐えられないし、国民に自分の言葉で語ることが難しくなる」と指摘した。
河野氏はオンラインで学生と意見交換。再生可能エネルギーへの取り組みについて「政策、財政面で支援ができなかった。反省して政策転換をしなければならない」と語った。脱原発には言及しなかった。
https://twitter.com/konososaisen/status/1436631043742703619?s=20
時事通信