



アラブニュース・ジャパン
東京:敬老の日の月曜日、東京都豊島区にあるとげぬき地蔵尊(高岩寺)の門の両側には日本国旗が掲げられていた。
お年寄りやその家族たちが多く参拝に訪れるお寺で、本尊として祀られているとげぬき地蔵尊は病気平癒、延命長寿のご利益があると信じられている。日本語で「とげぬき」は「とげを取る」ことを意味し、病のとげを抜いてくれるという。
本堂の脇には石像菩薩「洗い観音」がある。白髪の男性はアラブニュースの取材に、「肩の痛みを和らげていただこうと観音様に水をかけ、タオルで洗いました」と話してくれた。参拝者たちは自分の治したい部分と観音像の同じところをこすり快癒を願う。
高岩寺は16世紀に建てられた。お年寄りに人気の巣鴨駅から徒歩数分。
敬老の日は「ハッピーマンデー」制度の施行により、9月15日から9月の第3月曜日に変更された。
総務省が発表した人口推計によると、65歳以上の高齢者は前年比22万人増の3640万人となった。また2020年の労働力調査では、高齢者の4人に1人が働いている。高齢者の割合が年々増加しており、就労環境の整備が急がれる。男性は1583万人、女性は2057万人だった。