
ロシア政府は12日、岸田文雄新首相が、日本の主権は、日本で北方領土として知られる一連の島々にまで及ぶとした発言に同意せず、これらは実際にはロシアの一部であると発表した。
「我々はこのような発言には同意しない」とドミトリー・ペスコフ報道官が電話会見で記者団に語った。
「ここはロシアの領土であり、ロシアは、議題として残っている繊細な問題に対する解決策を見出すために、日本との対話を継続するという政治的意志を、様々なレベルで繰り返し確認してきた」。
ロシアではクリル諸島として知られるこれらの島々の一部をめぐる領土問題は、第二次世界大戦末期にソ連がこれらを占領した時期にまで遡る。この紛争により、ロシアと日本は正式な平和条約を締結できていない。
ロイター