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ザブリット氏がルノー・日産・三菱連合の事務局長に選ばれる

2018年6月28日、フランス北西部の都市ルーアンで自動運転車サービスのプレゼンテーションを見守るルノーと日産のハディ・ザブリット事業開発担当SVP。(AFP/資料写真)
2018年6月28日、フランス北西部の都市ルーアンで自動運転車サービスのプレゼンテーションを見守るルノーと日産のハディ・ザブリット事業開発担当SVP。(AFP/資料写真)
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30 Nov 2019 06:11:31 GMT9
30 Nov 2019 06:11:31 GMT9

パリ

フランスとレバノンの2重国籍を持つエンジニアが、自動車メーカーのルノー・日産・三菱連合の事務局長に選ばれた。前会長のカルロス・ゴーン氏の逮捕から1年のタイミングで発表された新たな事業の枠組みの一環だ。

49歳のハディ・ザブリット氏は、提携関係の効率化と財政の向上を目的とした産業協力プロジェクトを監督することになると、事情に詳しい情報筋が金曜日AFPに対して語り、フランスの『ル・フィガロ』紙の報道を認めた。

この体制変革の目的は、ゴーン氏の違法行為の疑いによって落とされた影から3社がなんとか抜け出そうと新たなスタートを切ったことを示すことだ。ドーン氏は昨年11月に金融商品取引法違反の疑いで逮捕された。

ザブリット氏は現在、日仏をまたぐアライアンスで事業開発担当SVPを務めている。アライアンス全体では、2017年に世界で1060万台の車両を販売した。

レバノン生まれで2重国籍を持つザブリット氏は、まず1994年にエンジニア兼プロジェクトマネージャーとしてフランスの自動車大手ルノーに加わった。その後2000年にはボストンコンサルティンググループに移ったが、3年近く前にルノーに戻った。

ゴーン氏が昨年東京の空港で突然逮捕されたことで、ビジネス界には衝撃が走った。

ゴーン氏はブラジル出身の65歳で、世界でも最も有名で尊敬を集めている大物経営者の1人だったが、日本の拘置所で130日を過ごした後、現在は保釈されている。

ゴーン氏は、自身の給与の支払いの一部を退職後まで延期し、この事実を株主に隠していた疑い、そして多額の日産の資本金を私的な目的に流用していた疑いで起訴されている。

ゴーン氏は無実を主張しており、無罪放免を求めると述べているが、法律の専門家や自身の弁護団はその可能性は低いとみている。

AFP

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