韓国の尹大統領　「日本との関係改善が北朝鮮の脅威抑止に貢献」

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01 Mar 2024 04:03:22 GMT9

ソウル：韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は1日、日本との関係改善が北朝鮮の兵器開発による脅威に対抗するのに貢献していると述べると共に、北朝鮮との統一を実現するために国際社会の支援を求めた。

尹氏の保守政権の下で、韓国は長年歴史的な問題を抱えてきた東京との関係改善を目指している。中国の影響力が増大し、北朝鮮のミサイル・核プログラムが進展していることが背景にある。

独立記念日の式典で尹氏は、来年は日本との国交正常化60周年であり、二国間関係が「より高いレベル」に達する機会になることを望んでいると述べた。

「今、韓国と日本は痛みを伴う過去を克服し、『新しい世界』に向かって共に歩んでいる」と、彼は1910年から1945年まで続いた日本による韓国占領に反対する独立運動の結成を記念するスピーチで語った。

「北朝鮮の核とミサイルの脅威に対する両国の安全保障協力はさらに強化されている」と彼は付け加えた。

スピーチの中で尹氏は、北朝鮮との統一を実現するためには国際的な支援が必要だと述べた。

「統一は私たちだけでは達成できない困難な課題だ。国際社会は責任を持って力を結集しなければならない」と彼は述べた。

尹氏の発言に先立ち、北朝鮮の指導者金正恩氏は1月、韓国を「主要な敵」と呼び、統一はもはや不可能だと述べている。

敵との「核戦争」に備えていると述べた北朝鮮の兵器実験に対抗して、韓米両軍、また時には日本も参加する軍事訓練を強化したことで、朝鮮半島では緊張も高まっている。

韓国政府は脱北者への支援を続けると尹氏は述べ、北朝鮮を「暴政と人権侵害」で非難した。

ロイター

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