
アラブニュース・ジャパン
東京:日本の防衛省は22日夜、中国とロシア海軍の艦艇あわせて10隻が今日、鹿児島県の大隅海峡を通過し、東シナ海に入ったと発表した。
大隅海峡は西太平洋の2つの大きな海域を結ぶ比較的狭い海峡で、中国とロシアの艦艇が同時に通過したのは今回が初めて。
大隈海峡は国際海峡であるため日本の領海への侵入はなかった。
土曜日に日本列島を横断した艦艇は、10月18日に津軽海峡を通過した中国とロシア海軍の駆逐艦やフリゲートと同じ船団で、日本を半周した形である。防衛省はこれらの船団が21日、太平洋を南方へ進み、伊豆諸島海域を通過したことを明らかにしていた。
海峡は国際海峡だが、これらの艦艇の通過は、中国とロシアが積極的に主張するこの地域での新しい流れを反映していると専門家はみている。今回の航行は両国間の軍事的結びつきを示しており、先月発表された米英豪の原潜配備合意に対するけん制とみられる。
日本政府関係者は、日本はこのような動きを「高い関心を持って注視している」と述べた。