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容疑者、特急狙い襲撃か=「ジョーカーに憧れ」―京王線刺傷・警視庁

警視庁調布署から送検される服部恭太容疑者(左)=2日午前、東京都調布市 (AFP)
警視庁調布署から送検される服部恭太容疑者(左)=2日午前、東京都調布市 (AFP)
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02 Nov 2021 12:11:26 GMT9
02 Nov 2021 12:11:26 GMT9

東京都調布市を走行中の京王線車内で乗客17人がナイフで刺されるなどした事件で、殺人未遂容疑で逮捕された住所、職業不詳服部恭太容疑者(24)が警視庁調布署捜査本部の調べに対し、京王八王子発新宿行き上り特急電車で襲撃をした理由について「(駅間の)走行時間が長く乗客も多い。電車なら確実に殺せると思った」と供述していることが2日、捜査関係者への取材で分かった。

事件の約1カ月前から八王子市のホテルに滞在し、都心に出る際、京王線の特急電車をよく利用していたことも判明。捜査本部は、同容疑者が使い慣れた電車を襲撃現場に選んだとみて調べている。

服部容疑者は10月31日午後8時ごろ、調布駅で特急電車に乗車直後、近くに座っていた男性会社員(72)にスプレー缶を噴射。刃渡り約30センチのナイフで右胸を刺し、殺害しようとした疑いで現行犯逮捕された。男性は意識不明の重体という。

捜査関係者によると、服部容疑者は福岡市出身。6~7月ごろ、人間関係のトラブルで仕事を辞めて同市を離れ、神戸市や名古屋市のホテルを1人で転々とした後、9月下旬ごろから八王子市に滞在していた。上京した理由について「東京は人口が多く、たくさんの人を殺せると思った」と話している。

服部容疑者は事件当時、派手な緑色のシャツを着るなど、人気映画「バットマン」シリーズの悪役「ジョーカー」に似た服装をしていた。「人をやっつけるキャラクターのジョーカーに憧れ、事件のために服を買った」と供述しているという。

捜査本部は2日、同容疑者を送検。事件の詳しい経緯を調べる。

時事通信

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