
任天堂は4日、中国で家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を10日に発売すると発表した。中国IT大手の騰訊(テンセント)と組み、世界最大のゲーム市場になった中国に再挑戦する。希望小売価格は2099元(約3万2000円)。
中国メディアによると、スイッチ発売に合わせて人気ソフト「NewスーパーマリオブラザーズUデラックス」を投入。続いて「マリオカート8デラックス」と「スーパーマリオ オデッセイ」を数週間以内に追加する。また、携帯専用機「ニンテンドースイッチライト」の販売準備も進めているという。
任天堂は2003年に中国へ進出。これまでに携帯型ゲーム機の「ニンテンドーDS」や「3DS」を売り出したものの、いずれも不調に終わっている。
中国では、青少年への悪影響などを理由に家庭用ゲーム機の販売が長く禁止されていたが、その後解禁され、14年に米マイクロソフト、15年にソニーがそれぞれ自社製品を発売。一方で任天堂は投入を見合わせていた。
時事通信社