
東京: 日本の新任の林芳正外務大臣は13日(土)に、米国のアントニー・ブリンケン国務長官が電話会談で、中国が自国領土であると主張している南方の島しょ部を含めて米国が日本を防衛する旨の約束は揺るぎないと私に確約したと述べた。
日本と中国との関係は、東シナ海にあり日本の施政下にある島嶼部であって日本では尖閣と呼び、中国では釣魚と呼んでいる場所についての領土紛争や、日本の過去の軍事的侵略の問題の残滓のために困難が伴ってきた。
林外務大臣は、「ブリンケン国務長官は、日米安保条約第5条の尖閣諸島への適用を含む、米国の対日防衛コミットメントは揺るぎないと述べた」と記者団に述べた。
日米安全保障条約第5条は、日本国の施政の下にある領域における武力攻撃に対し、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、共通の危険に対処するよう行動すると規定している。
林外務大臣は、自分とブリンケン国務長官は、台湾海峡における平和と安定は重要であるとの見解で一致したと述べた。
両岸の緊張はこの数か月で高まっており、中国政府は自国領であると主張しているが、自治をしている台湾の近辺に中国空軍が軍機を度々派遣していることを台湾は1年以上にわたって抗議している。
林外務大臣とブリンケン国務長官は、中国による東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みに強く反対するとともに、中国をめぐる諸問題への対応に当たり日米で緊密に連携していくことで一致したと外務省が書面の報道発表に記している。
ロイター