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中国の死亡者数が増加する中、米国はウイルス感染の日本船から避難

17 Feb 2020
約380人が、日本から米国に退避する2便に座席を提供された。(AFP)
約380人が、日本から米国に退避する2便に座席を提供された。(AFP)
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Updated 17 Feb 2020
17 Feb 2020

横浜:米国は17日、日本に停泊中のコロナウイルスに感染したクルーズ船から自国民を飛行機で帰国させ、感染の拡大と中国の発生地で死亡者数が1700人に達したことをめぐり全世界の関心が高まる中、他国も後に続こうと準備中だ。

買い占め騒動と世界的な経済影響をめぐる緊張を引き起こした感染の大流行を抑え込もうと世界中が奮闘する一方、中国全土のCOVID-19ウイルス感染者数は7万500人を超えた。

中国以外で最大の感染者集団は横浜沖に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船客で、14日間の検疫期間中は船客が船室に閉じ込められていたにもかかわらず、コロナウイルス感染者は355人に急増した。

日本のこの船の扱いに対する批判が高まる中、各国政府は先を争って自国民を帰国させようとしており、カナダ、オーストラリア、イタリア、イスラエル、香港は米国の先例に続く構えだ。

17日早朝、仮設の旅券審査場を通ったアメリカ人船客は、全身を防護服に包んだ人々が運転するバスの隊列に乗って船を離れた。

米国人船客の一人で医療ソーシャルワーカーのサラ・アラナさん(52)は、旅券審査場で健康チェックなどは無く、米国政府は「最初からもっと早く」行動すべきだったと語った。

「喜んで帰国します。検疫は正く行う必要がありますが、これではいけません」と下船前アラナさんはAFPに語った。

在東京米大使館は、既にチャーター機2機が日本を出発し、米国に向かっているという。乗客らは米国到着後さらに14日間にわたり検疫下に置かれる。

しかし米国人船客の中には米政府の帰国便搭乗を辞退した人もいた。

妻と乗船している米国人弁護士マット・スミスさんは、「私は元気だ。そして、2週間の検疫期間がもうすぐ終わる。2週間近くも隔離されて過ごしてきたのに、感染しているかもしれない他の人たちと一緒にバスや飛行機に乗らされたいわけがない」とツイッターに投稿した。

バスが迎えに来たのを見たアメリカ人船客仲間の一人は、ベランダに立ち上がって「アメリカ、アメリカ」と叫んでいたとスミスさんはいう。

「その人がマスクを着用せず、また隣のベランダの船客と会話していたのは、もちろん検疫規則違反だ。そんな人と一緒にバスに乗れというわけですか?」

米国船客のうち40人はウイルス検査で陽性となり日本の病院に搬送されたと、アメリカ国立衛生研究所高官のアンソニー・フォーシは語った。同船で判明している355人の患者に含まれているかどうか直ちに明かされなかった。

中国では、当局がウイルスを抑え込むため前代未聞の措置として、湖北省とその首都の武漢市で約5千6百万人を検疫下に置き、実質的に湖北省を同国の他地域から封鎖した。

ここ13日間、発生地以外で新たな患者は減少を続けている。湖北省以外での新たな患者は115人で、1週間前の450人から大きく減少した。

死亡者数が1770人に達してもなお、中国当局は患者発生率の低下をウイルス拡散抑止策が上手くいっているからだとしている。

だが世界保健機関のテドロス・アダノム・ゲブレイエソス事務局長は「この伝染病がどのように展開するか予測することは不可能だ」と警鐘を鳴らした。

また特に性の悪いウイルスの温床となったクルーズ船のような、国際的な伝染の懸念が残る。

不安が広がっていたクルーズ船「ウエステルダム」の船客は、カンボジアで下船に際して健康証明書を受けた。同国は中国の忠実な同盟国だ。

船客の一人が高熱のため週末の間マレーシア当局に拘束され、その後ウイルス陽性と診断された。シアヌークビルに着岸したとき同船には乗員乗客合わせて2200人が乗船していたが、現在その多くは世界各地に散らばって行った。

このウイルスによって観光産業は打撃を受け、国際物流網は混乱しているが、専門家は脆弱な世界経済に与える影響について心配している。

国際通貨基金のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ常務取締役は、世界全体の経済成長が約0.1〜0.2%低下知り可能性があると語ったが、「まだ大きな不確実性が」があると強調した。

「ダイヤモンド・プリンセス」の件を除いても中国以外で最大の影響を被った国の一つである日本は、コロナウイルスの危機が到来する前から過去5年以上で最悪の不況にあえいでいた。

世界第3位の経済大国、日本の国内総生産は12月までの3カ月で何と1.6%も減少し、これは経済専門家が心配していたよりもずっと悪い結果だった。

AFP

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