
立憲民主党の枝野幸男代表ら主要野党の党首は6日午後、国会内で会談する。首相主催の「桜を見る会」をめぐる疑惑を引き続き追及するため、今国会会期を40日間延長する動議を会期末の9日に提出する方針を確認する。
内閣不信任決議案の提出も話し合う。2閣僚辞任を含む一連の政権不祥事を踏まえ、安倍晋三首相の責任を明確にする狙いからだ。国民民主党の舟山康江参院国対委員長は6日の党会合で、5日の野党幹事長・書記局長会談で不信任決議案を提出する方向でおおむね一致したと説明。「最終的には党首会談で取り扱いを協議する」と語った。
一方、衆院議院運営委員会は6日の理事会で、9日に本会議を開くことを決めた。与党はこの本会議で会期末処理を行い、野党が不信任決議案を提出した場合は否決する方針だ。
党首会談に先立ち、立憲の安住淳国対委員長は自民党の森山裕国対委員長と会談する予定。政府・与党は会期を延長しない方針を固めており、森山氏は要求を拒否する考えだ。
JIJI Press