
アラブニュース・ジャパン
東京:日本の若宮健嗣(けんじ)万博担当相は現在アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のドバイ万博について、今もなお来年3月の終了前に現地を訪問したい意向があることに言及した。
若宮氏は7日に行われた記者会見でアラブニュース・ジャパンの質問に対し、「ドバイに行くことを楽しみにしていたが、世界各国でオミクロン株が拡散する傾向にあり、残念ではあるが断念した。しかし最も重要なことは、国内外で感染拡大を防ぐことだ」と述べた。現地で好評を得ている日本館では12月11日に「ジャパンデー」が予定されているが、日本からの閣僚と関係者の参加は見送ることとなった。他方、当日UAE側が主催する式典には現地の日本人スタッフや関係者が出席の予定。
フランス大統領をはじめ一部の国家元首は最近、新型コロナ・オミクロン変異株への懸念に屈せずドバイ万博を訪れたが、日本の大臣はこの前例に従わなかった。
「ドバイ万博には、世界各国から楽しみにして多くの人々が訪れていることは承知している。しかしドイツは、11月29日のドイツ・ナショナルデーの予定を取りやめたと伺っている。一方、カザフスタン、フランス、ロシア、タイは担当大臣やさまざまな立場の方が出席されたと伺っている」
若宮氏は「このオミクロン株がどうなるか予断を許さないが、なんとか収まった状況の中で現地にお伺いしたいと強く思っているところだ」と述べた。