
日本は米国と「外交的ボイコット」で足並みをそろえ、2月に北京で開催される冬季五輪・パラリンピックへの政府高官派遣を見送る見込みとなった。読売新聞が11日に複数の関係者の話として報じた。
今週、カナダはオーストラリア、英国、米国と歩調を合わせ、北京五輪に高官を派遣しないと発表した。中国の人権問題に対する長年の懸念を理由に挙げている。
中国は各国による外交的ボイコットを「政治的ポーズ」や「中傷運動」と呼んでいる。
読売新聞は、日本は年内に正式な決定を行うと報じた。読売新聞によると、現在出席が見込まれているのは東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長ら、大会関係者のみだという。
松野官房長官は10日、日本が高官を派遣する予定があるかどうかについては何も決まっていないと述べた。
ロイター