




アラブニュース・ジャパン
東京:東京では多くの店でバレンタイン・フェアが開催され、銀座のデパートでもフランスやイギリス、日本などのショコラティエ50人余りが集まり、愛のイベントを祝った。
今年のフェアではチョコレートの売り上げの1%が発展途上国の女性のために活動するプラン・インターナショナルに寄付される予定だという。
フェアに参加するチョコレート店も同様の動きがあり、「ノエル・ベルデ」は赤道地域の農家のココア生産を支援し、フェアトレードに深く関わっている。
また英国の「ラブ・ココア」は、チョコレート一枚につき木を一本植えるプロジェクトに参加している。
1950年以降、日本のバレンタインデーは大手チョコレートメーカーの大規模なマーケティングキャンペーンの対象となっている。日本ではバレンタインデーに男性にチョコレートを贈るのは女性で、男性は3月14日のホワイトデーにお返しをする。
今年は人気アニメ「鬼滅の刃」がデザインされたチョコレートも子供や漫画ファンに人気だ。
しかし時代は変わっているのかもしれない。これまで職場の女性は男性の同僚に義理チョコを渡してきた。しかし産経ビズが引用したジョブリサーチ研究所によると、84.6%の女性がリモートワークの増加などもありチョコレートを「渡さない」と答えた。
コロナ禍前の2019年は42.6%が「渡した」と回答していたが、コロナ禍に入った2020年には「渡した」が23.1%とほぼ半減し、2021年には16.9%と激減したという。
コロナ禍はバレンタインデーからロマンスとチョコレートを奪っていることを示唆している。