



アラブニュース・ジャパン
東京:広島と長崎の原爆被害者を支援する人々は首相官邸近くの歩道で、日本語が書かれた白いスカーフを着用し、原爆の恐怖を経験した人々の肖像画を持って座り込みを行った。
彼らは自分たちの使命は原爆の体験を後世に伝えることだと語り、亡くなった親戚の遺影や、年齢や健康上の理由で上京できない人々の写真を掲げた。
ある男性はカラフルな折鶴でできた曼荼羅のようなものを着ていた。折り紙の鶴は広島爆撃後に拡がった平和の象徴である。
参加者の一人はアラブニュース・ジャパンに、「ロシアによるウクライナ侵攻は世界的な問題であり、皆がどうしたらよいかと心配している」と訴えた。
彼女は広島の原爆被害者の気持ちを代弁するためにデモに参加したという。「ある90歳と99歳の被爆者は、できればこの場に来たいと願っていますが、高齢のため移動が困難です。けれども被爆国を代表してウクライナの人々に謝罪の意を表したいとのことで、このバナーを預かって来ました」