


5日、東京で数百人がロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議デモを行った。
参加者らは、「戦争を止めろ。命を守れ」と声を上げた。「私たちはウクライナと共に」と書かれたプラカードを掲げる参加者や、「プーチンを止めろ」と書かれた、ロシアのウラジミール・プーチン大統領の顔写真を持っている者もいた。
4日にロシアが行ったウクライナの原子力発電所への爆撃、そしてプーチン大統領が核戦争の脅威をほのめかしたことが、第2次世界大戦末期に広島と長崎に原爆を投下され、2011年にはチェルノブイリ以来最悪の原発事故を福島で経験した日本の人々を刺激した。
「あまりにも酷いことです」。抗議参加者の1人、主婦のアサノユキコ氏はそう話す。
近年の東京では最大規模となった今回の抗議活動には欧州出身者も参加しており、数ブロックにわたるファッショナブルな表参道をデモ行進する形となった。多くの参加者が、ウクライナ国旗の色である青と黄色を身に着けていた。
「私たちはプーチンを止めなくてはいけません。独裁政権を終わらせる必要があります」。ロシア出身のソフトウェアエンジニアであるイゴール氏(今後への影響を考慮し、ファーストネームだけを答えてくれた)はそう話す。「このような状況では行き着く先が見えません」
AP