
北朝鮮は偵察衛星システムの「別の重要な」試験を実施したと、国営通信社朝鮮中央通信が6日に発表した。前日には、同地域の軍当局が1週間で2度目となる同国からの弾道ミサイル発射を発表している。
この発射には米国、韓国、日本の政府の非難が集まった。これらの国々の政府は、北朝鮮が今後数ヵ月の間に大規模な兵器実験を行う準備をしているのではないかと懸念している。各国政府は、北朝鮮の衛星打ち上げを、事実上、国連安全保障理事会の決議で禁止されている弾道ミサイル技術の実験と見ている。
朝鮮中央通信は、北朝鮮の国家宇宙開発局(NADA)と国防科学院が「偵察衛星の開発計画の下で」打ち上げを行ったと報じた。
衛星機器の試験を目的としてこのような打ち上げを行うのはこの1週間で2度目であり、今年に入ってからは9回目のミサイル発射となった。
「試験を通じて、NADAは衛星のデータ送受信システム、制御指令システム、様々な地上衛星管制システムの信頼性を確認した」と、朝鮮中央通信は報じた。
前回の2月27日の試験と同様、朝鮮中央通信は発射に使用されたロケットの種類の詳細は報じなかった。
ロイター