
全日本空輸は24日、同社の60代男性機長が乗務に必要な操縦免許証を携帯しないまま、旅客機を運航したと発表した。この影響で、1便が欠航し、1便に遅れが出た。
全日空によると、機長は24日午後3時、羽田発福岡行きの全日空259便(乗客217人)に乗務。飛行中に操縦免許証を携帯していないことに気が付き、同社に連絡した。免許証は自宅に置き忘れたという。
パイロットは乗務前に操縦免許証を携帯しているかを、機長と副操縦士で相互に確認することになっている。全日空は今回、機長らが確認をしていたかどうか調べている。
機長は福岡空港に到着後、大阪・伊丹行きの同428便(予約乗客129人)に乗務することになっていたが、操縦免許証を持っていなかったため、同便は欠航となった。新たなパイロットの手配も必要になったため、伊丹発仙台行きの同739便(乗客93人)にも遅れが生じた。
Jiji Press