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掃除ロボ、導入相次ぐ=人手不足で公共交通機関

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26 Dec 2019 08:12:46 GMT9
26 Dec 2019 08:12:46 GMT9

公共交通機関を中心に業務用掃除ロボットの導入が相次いでいる。JR東海は「安定的な要員確保が難しい」として今年から名古屋駅構内などで計4台を投入。人手不足が深刻化する中、作業の大部分を補うことができると評価し、人件費の削減にもつながると期待している。

深夜の名古屋駅で水を使うブラッシング掃除ロボットが無人で動く。50人体制で行う同駅構内の清掃作業に2月からロボット2台が加わった。JR東海は「人員採用や初期教育に掛かるコストが抑えられる」と利点を説明する。オフィスエリアや商業施設用にも導入した。

ソフトバンクロボティクス(東京)が販売するカーペット用の新型掃除ロボットは、オフィスやホテルでの利用が増え、5月からの半年で1000台以上が市場に出回った。手押しでルートを1度記憶させるだけで掃除箇所を把握する使い勝手の良さが特長だ。担当者は「年間販売が200~300台の市場だっただけに手応えを感じる」と話す。

業務用掃除ロボットは公共交通機関などで利用されることが多い。成田国際空港会社は「来年の東京五輪に向け、スタッフが難しい清掃作業に専念できるよう一部業務をロボットに担わせる」(担当者)として、11月から10台以上を導入した。

JR東日本は2016年から主要駅に配備している。清掃事業を担うJR東日本環境アクセス(東京)の担当者は「(作業が難しい)壁際や点字ブロックの清掃は人間が行う必要があるため完全自動化は難しい」と話し、今後の技術革新に期待する。

Jiji Press

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