北朝鮮、ＩＣＢＭ発射か＝バイデン米大統領の日韓歴訪直後

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北朝鮮、ＩＣＢＭ発射か＝バイデン米大統領の日韓歴訪直後

北朝鮮、ＩＣＢＭ発射か＝バイデン米大統領の日韓歴訪直後

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25 May 2022 03:05:07 GMT9

ソウル、ワシントン時事: 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は２５日早朝、平壌の順安空港一帯から日本海に向け連続して３発の弾道ミサイルを発射した。韓国政府によると、大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）と短距離弾道ミサイルとみられる。今年３月に試射した新型ＩＣＢＭ「火星１７」を再び試験した可能性もある。日本政府は、２発の発射を把握、日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）の外に落下したとしている。他にも発射された可能性を分析している。

バイデン米大統領が２４日まで日韓を歴訪し、北朝鮮対応での日米韓連携を確認した直後を狙ったとみられる。韓国軍によると、弾道ミサイルは２５日午前６時（日本時間同）ごろと同３７分ごろ、同４２分ごろの３回にわたり各１発発射された。１発目はＩＣＢＭと推定され、飛距離約３６０キロ、最高高度約５４０キロ、２発目は高度約２０キロで消失し、３発目は短距離弾道ミサイルと推定され、飛距離約７６０キロ、最高高度約６０キロだった。

韓国軍と在韓米軍は、日本海に向け、地対地ミサイルをそれぞれ１発ずつ発射する訓練を行った。また、韓国空軍はＦ―１５Ｋ戦闘機３０機以上を滑走路に待機させる「エレファントウオーク訓練」を実施。さらなる挑発を抑止するため攻撃力を示したと説明している。

米ホワイトハウスは２４日、サリバン大統領補佐官（国家安全保障担当）と韓国の金聖翰国家安保室長が電話会談し、北朝鮮のミサイル発射をそろって非難したと発表した。両高官は緊密な連携を続けていくことで一致。サリバン氏は韓国に対する米国の防衛義務は揺るぎないことを確認した。

韓国軍は北朝鮮が既に核実験の準備を完了したと分析し、日米当局と共にバイデン氏の日韓歴訪中の核実験やＩＣＢＭ発射を警戒していた。

岸信夫防衛相は「国連安保理決議に違反するもので強く非難する」と述べた。日本政府は北京の大使館ルートを通じて抗議した。岸田文雄首相は情報収集、国民への情報提供、船舶の安全確保を指示。韓国の尹錫悦大統領は国家安全保障会議（ＮＳＣ）を招集した。

北朝鮮は１２日にも短距離弾道ミサイル３発を日本海に発射した。　

時事通信

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