
ロイター 東京
日産自動車トップを追われたカルロス・ゴーン氏の3枚のパスポートは同氏の弁護団が所持しており、日本脱出にあたってはどれも使えなかったはずと、31日、弁護団の一人が記者らに語った。また、ゴーン氏の行動について「許しがたい」とも発言。
NHKの生中継取材に応えたコメントの中で、弘中惇一郎氏は、ゴーン氏保釈の条件となる同氏のフランス・ブラジル・レバノンの3枚のパスポートは弁護団が保持していると語った。
ゴーン氏は31日、レバノン行きを正式に発表。「欺瞞的な」司法制度の「人質」にはならないとし、世界で最も顔を知られた経営者の一人であるゴーン氏がいかにして、公判を数ヵ月先にひかえて日本から脱出できたのか、憶測を呼んでいる。