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レバノンへ「逃走」のゴーン氏、1000万ドル相当の保釈金没収か?

カルロス・ゴーン氏の主任日本人弁護士の弘中惇一氏(C)は、2019年12月31日自身の事務所の外でメディアに語った。(AFP)
カルロス・ゴーン氏の主任日本人弁護士の弘中惇一氏(C)は、2019年12月31日自身の事務所の外でメディアに語った。(AFP)
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31 Dec 2019 06:12:28 GMT9
31 Dec 2019 06:12:28 GMT9

Khaldon Azhari (カルドン・アザリ)東京

カルロス・ゴーン日産自動車元社長は、逮捕後1000万米ドルを東京地方裁判所に支払い4月に保釈されたが、もし日本から「逃走」した場合、同保釈金を失うかもしれないと、専門家は東京で12月31日に語った。

ゴーン元社長は12月30日深夜頃に、トルコからプライベートジェットでベイルートに到着したと先に報告された。東京では12月31日正午時点で、公式な反応は得られていないが、ゴーン元社長の弁護団からのリーク情報では、ゴーン氏は「旅行許可を得ておらず、検察は状況を確認している」とのことだ。

リーク情報がさらに示唆するところでは、ゴーン氏は「許可なく」東京を離れ日本を出国しており、「この日まで保釈金に関する法的立場に変化はない」。ゴーン氏の主任弁護士の弘中惇一氏は記者に「状況について話せることは何もありません」と話した。

日本の検察は会社法違反と金融上の不正を行ったことについてゴーン氏を告発したが、ゴーン氏はすべての嫌疑を否定した。弁護団は先月の記者会見で、ゴーン氏の信用を落とすための活動はサウジアラビアとオマーンの企業オーナーとも関係しており、ゴーン氏本人と家族のためのマネーロンダリング業務を行ったとしてこれらの企業オーナーを非公式に非難した。

東京の専門家がアラブニュースに語ったところによると、「日本当局から非公式な協力がなければ」ゴーン氏が日本から逃げることは難しい。司法との対立を避けるため、さらにもしかしたら日本の司法制度に対する好ましくない報告を避けるために、特にオリンピックイヤーの2020年、当局は見て見ないふりをした可能性がある。

ゴーン氏がすぐに日本に戻ることはなさそうだ。犯罪を犯したとの裁判所の決定なしに容疑者を無期限に拘束する制度について、日本は海外からの批判にさらされている。

日本の当局は24時間常に休みなくゴーン氏を監視する秘密警察を設置して、彼の動向を住居していた家での情報のやり取りを含めすべて監視していた」と専門家は話した。

「日本の空港や港で国境を超えて日本を離れることの難しさを考えると、彼はよく知られた人物でおそらく彼の名は旅行禁止者として登録されているでしょうから、それが事実なら大規模な脱出劇になるでしょう」と専門家は言った。

報告のいくつかは、ゴーン氏はプライベートジェットで別人の名を使い日本を離れたことを示唆している。このことは、偽のパスポートを使い彼を支援する国際的共謀により逃走したことについて疑問を投げかける。

日本の鈴木外務副大臣は最近ベイルートを訪問しレバノンの担当者と会った。同時期、東京での未確認の報告によると、サルコジ元フランス大統領が11月に東京のフランス大使館でカルロス・ゴーン氏に面会した可能性があるとのことだ。

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