
アラブニュース・ジャパン
東京:日本の首都での都市開発計画で伐採される可能性のある約900本の樹木の運命をめぐり、樹木を愛する活動家と東京都との対立が激しくなっている。
多くが寄付による都心の明治神宮外苑一帯の900本以上の樹木が、再開発のために伐採される予定だ。
計画には、象徴的な神宮球場と、昨年オリンピックを開催したスタジアムの近くにある秩父宮ラグビー場の土地を交換した上での建て替えも含まれている。
小池都知事は5月27日の記者会見で、事業を進めるにあたっては都民の気持ちを考慮するよう三井不動産、伊藤忠商事、明治神宮などの企業に要請したことを明らかにした。
その中で、樹木医の意見を聞き、樹木の状態を詳細に調査して公表することや、できるだけ保存または移植するよう求めた。
小池氏は「多くの都民の共感と参画を得ながら進めていくことが鍵だ。事業者には真摯に対応するよう求めている」と話した。