
パリ:フランスは、裁判を回避するため日本から逃亡し、仏国籍を持つ日産自動車元会長カルロス・ゴーン氏が入国した場合、「送還しない」方針であることがわかった。
フランスのアニエス・パニエリュナシェ経済・財務大臣付副大臣は月曜日、BFMニュースに対して、「仮にゴーン氏がフランスに入国した場合、彼を送還することはない。なぜなら、フランスは国民を送還することを決してしないからだ。」と述べた。
一方で大臣は、レバノン生まれで月曜日に保釈中の東京からベイルートへ逃亡したゴーン氏について、「日本の司法制度から逃亡するべきではなかった。何人も法の下では平等である。」と述べた。
しかし、彼がフランスに入国し、日本が送還を求めた際には「一般国民と同様のルールをゴーン氏にも適用する。」と付け加えた。
ゴーン氏は会計上の不正行為で11月に日本で逮捕されたのち自動車業界から追放されるまで、フランスの自動車会社ルノーのCEOでもあった。
彼はフランスでも取り調べを受けているが、現在までに罪に問われていない。
彼がどのようにして日本を出国したかは明らかになっていない。彼は保釈条件で出国することを禁じられていた。
AFP