


アラブニュース・ジャパン
東京:日本の最高裁は木曜日、2011年の福島第1原発事故について、国に責任はなかったとする判決を下した。
裁判所は、15メートルの津波により爆発と深刻な放射能汚染をもたらした原発事故の賠償責任は東電だけが負うと判断した。
裁判所は、国が津波の高さの推定値について十分な措置を取ったことを認めた一方、東電に対しては14億円(1020万ドル)の賠償金責任があるとした。
福島県出身の数百人を含む多くの人々は最高裁の前に集まり、国が少なくとも部分的な大惨事の責任を問われることを望んでいた。
訴訟を起こした被害者にとって、その結果はショックだった。ある僧侶はアラブニュースに対し、「国家の責任を認めないとは考えられない」と語った。
原告側の代理人である馬奈木厳太郎弁護士は、この決定は被害者の生命を損なうだけでなく、国際的な影響ももたらすと述べた。