
ドバイ: アラブ首長国連邦 (UAE) で9月1日、COVID-19の新規感染者数が2日連続で500人を上回った。この中東の金融ハブの患者数は増加の一途をたどっている。
同国の広報室はツイッターで、直近の24時間に新規感染者数は574人となったが死者は0と発表した。前日の新規感染者は541人、死者2人だった。
UAEでは今週から学校が再開されたが、感染の疑いのある教員が増えた一部の学校では引き続き遠隔学習が行われる予定だとの教育省の発表を、政府系通信社WAMが伝えている。詳細な学校名までは発表していない。
一日の新規感染者数は7月5日の68人以来の多さとなった。5月に新規の感染者数がピークとなって以降、周期的な感染者数の急増がスパイク状に起こっている。
外出禁止令は6月24日に解除され、職場や公共施設等は再開されており、7月7日からは観光ハブであるドバイは外国人の受け入れも再開している。
ある政府高官は先月、感染者数が再び増加するような事態になれば外出禁止令の再発令もあり得ると述べた。
UAEではこれまでの新コロナウイルスによる感染者数が70,805人、死者数は384人に上る。同国内の7首長国や各州のどこで感染が広がり死者が出ているか、政府は詳細を明らかにしていない。
ロイター