
アラブニュース(ジェッダ)
航空業界の専門家は日曜日、逃亡中のビジネスマン、カルロス・ゴーン氏がイスタンブールを経由して日本からレバノンへと逃れたことは、トルコのプライベートジェット業界に「深刻な打撃」を与えると語った。
ゴーン日産自動車前会長は、同社の資金の不正利用ならびに自身の報酬を実際よりも少なく記載していた容疑での公判を控えていたが、12月30日、保釈中に姿をくらました。秘密裏に大阪からイスタンブールのアタチュルク空港へ飛び、そこからベイルートに向かったのだ。
トルコ人の航空業界専門家は「この人物を大阪からこっそりと出国させたのは日本国内の問題だ」とアラブニュースに語った後、「しかしトルコで彼をしっかりと確認できなかったのは我々のミスであり、国際的な航空の安全に傷が付いた」と続けた。
トルコの当局は午前5時15分にイスタンブールに到着した大阪発のフライト、ならびにその45分後にベイルートに向けて飛び立ったもう一つのフライトを捜査している。
同じ専門家が語ったところによると、「パイロットは搭乗者全員について当局に申告するはずで、搭乗者は空港の国際通過区画においてチェックインを受けるはずだ。例外はない。」
この専門家はまた、今回の安全上の違反のおかげでプライベートジェット業界は苦境に立たされることになり、「短期的には大きな影響が出るだろう。多くのビジネス用ジェットが欧米の空港への到着時に厳しい検査を受けることになるだろう」と話した。
「ビジネス用ジェットはその高い評判と信頼性をなくしたわけで、一定の間、飛行許可がおりない可能性もある。」
トルコのプライベートジェット業界ではおよそ100機が運用されている。この専門家は「今回の事件は同業界を著しく弱体化させるだろう」と語った。
ウォールストリートジャーナルは、ゴーン氏に協力したのは元アメリカ軍特殊部隊隊員で現在は民間警備請負業者として活動するマイケル・テイラー氏だと報道し、テイラー氏を「秘密の逃走のプロ」と評している。
同紙の報道によると、トルコ当局の捜査では、ゴーン氏が逃亡する前日の土曜日にテイラー氏ともう一人の人物が2つの大きな黒色のケースとともにプライベートジェットでドバイから大阪に降り立ったことがわかっている。