
アラブニュース・ジャパン
東京: 岸田文雄首相は、広島に原爆が投下されて77年になる土曜日、広島平和記念公園で、アントニオ・グテーレス国連事務総長と会談した。
外務省によると、岸田首相は、核兵器使用の現実を正しく理解することは、核軍縮に向けた出発点であると述べた、という。岸田氏は、日本は唯一の被爆国で、核兵器のない世界の実現に向け国際社会でリーダシップを取る努力の用意ができている、と述べた。
グテーレス氏は、日本ほど核について道義的権威を持って語れる国はない、と答えた。今回の広島訪問は、「意義があるもの」と称し、広島訪問および広島平和記念式典出席の願いがかなったとしている。
台湾島周辺の中国による攻撃的行動に対し、岸田氏は、これは日本の安全保障および日本国民の安全に関わる問題だと言明し、中国が弾道ミサイルを発射したことに強く非難をした。
岸田氏およびグテーレス氏は、平和記念資料館長の案内で、館内を視察し、原爆使用の悲劇的な現実に触れた。
視察の終了後、岸田氏およびグテーレス氏は、それぞれ自ら折った折り鶴を寄贈し、芳名帳への記帳を行った