岸田文雄首相は6日、広島市で記者会見し、政府が決定した故安倍晋三元首相の国葬をめぐる世論が二分していることに関し、「国の公式行事として開催し、各国の代表を招く形式で葬儀を行うということは適切だ」とした上で「(国民に)さまざまな機会を通じて丁寧に説明していきたい」と語った。
首相はまた、来年広島で開催する先進7カ国首脳会議(G7サミット)について「普遍的価値と国際ルールに基づく新たな時代の秩序づくりをG7が主導していくことをしっかり示したい」と述べ、サミット成功へ全力を挙げる考えを示した。
その際にG7首脳を平和記念資料館に招くかは未定としつつも、「被爆の実相をしっかりと伝えていくということは核兵器のない世界への出発点だ」と意欲を示した。
時事通信