ダイアナ・ファラー
ドバイ:日本は、同国の「草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)」事業の一環として、ヨルダンの平和聖母センターにリハビリ設備を寄贈した。ペトラ通信が伝えた。
嶋﨑郁・駐ヨルダン日本大使は、ジャマル・カデル・ヨルダン・ラテン総大司教代理と共に式典に出席した。
今回の1220万円相当の無償援助は、特に重い障害を持った人々を対象とした同センターのリハビリサービスを改善することを目的としている。提供された新しい特殊なリハビリ設備は、人々の健康と福祉の向上のために極めて重要なものだ。
嶋﨑大使は寄贈式典におけるスピーチで、平和聖母センターによる多大な社会貢献に感謝の意を表した。
「言うまでもなく、障害を持った人々は身体的・経済的・社会的障壁によって様々な社会経済的困難に直面する可能性が高い。さらに悪いことに、彼らの生活や社会経済的環境は新型コロナパンデミックによる深刻な影響を受けている」と同大使は述べた。
「このプロジェクトが彼らの健康の向上と今後の社会参加の促進、ひいては誰一人として取り残されない社会の実現に寄与することを切に願う」