
インターネットオークションサイト「ヤフオク!」を運営するヤフー(東京)が、絶滅危惧種や準絶滅危惧種の生き物を個人が出品することを禁止することが、31日までに分かった。オオクワガタやニホンザリガニなど、環境省のレッドリストに掲載されている4000種以上が新たに対象となる。
生物多様性の保全に関心が高まる中、ヤフーは希少な野生動植物の出品基準を厳格化、9月29日から適用する。一方、同社が認めた業者が人工的に繁殖した個体を出品することは引き続き可能という。
ヤフオクは従来、法令で販売時の対面説明が義務付けられている哺乳類、鳥類、爬虫(はちゅう)類などの出品を禁止している。
時事通信