共同通信によると、台風は土曜日に豪雨と強風を伴って日本中部を襲った。2人が死亡し、数万世帯が停電に見舞われた。
気象庁によると、東京の南西に位置する静岡市は特に大きな被害を受けた。木曜日からの降雨量は417ミリ(16.42インチ)と記録的な数字となった。
台風「タラス」の中心付近では風速約65 kph (40 mph)、ピーク時には風速約90kph (56 mph)突風となったという。
共同通信によると、40代の男性が地滑りにより死亡し、また29歳の男性が乗った車がため池に転落し、後に遺体で発見された。
また中部電力パワーグリッドによると、地滑りで2本の鉄塔が倒れ、約12万世帯が停電になった。
同社はツイッターで、「土砂崩れの影響等により復旧には時間を要する見込み」と述べた。
JR東海は、雨の影響で金曜夜から運休していた新幹線の一部を再開した。
気象庁は土曜日の朝、台風から温帯低気圧としたが、静岡ではさらなる豪雨が予想されるため、土砂災害や洪水に対する注意を呼びかけている。
東京から約30キロ南に位置する横浜市でも、土曜日の正午ごろ、約3000人の住民に対して避難勧告が出された。
台風「ナンマドル」は日本を襲ったここ数年で最大級の暴風雨で、少なくとも2人が死亡し、月曜日には西日本に猛烈な風と記録的な雨をもたらした。
ロイター