
アラブニュース・ジャパン
東京:金曜日、情報通の日本のデジタル大臣は、遅れている官公庁や職場でのオンラインサービス採用を加速するため、鉄拳によるアプローチを行う用意があると述べた。
防衛大臣、外務大臣、新型コロナウィルス感染症ワクチン接種推進担当大臣を歴任した政界の重鎮、河野太郎氏は、世界第 3 位の経済大国で今もなお広く利用されているファックスや、フロッピー ディスク、その他時代遅れの技術に対して宣戦布告した。
「コーディネーターになるつもりはない。デジタル化に問題を抱えている人たちがいれば、彼らをやっつける」。大臣は少数のジャーナリストたちとのオンラインインタビューで辛辣に述べた。
「パンデミックにより、誰もが日本のデジタル化が遅れていることを認めざるを得なくなった」。河野氏は付け加えた。
「他国と比べ、仕事や日常生活を行うことがどれほど大変か、明白になった」
河野氏の新たなコメントとともに、日本国民のためのパスポート申請手続きのデジタル化が決定された。
日本政府は、来年の3月27日から、パスポートの更新手続きをオンラインで行えるようにする改正旅券法の施行を開始すると伝えた。
パスポートの紛失についてもオンラインで報告できるようになる。これらのオンライン申請手続きは、3 月 27 日から日本の在外公館の一部で、また都道府県により時期は異なるが、6 月以降は日本国内でもで利用できるようになる。
新規パスポート発行プロセスは、2024 年度(同年 4 月にスタートする年度)にオンライン化される見込みだ。
国際的には、日本はハイテクの代名詞と見なされることがよくあるが、企業や家庭では電子メールやテキストメッセージ アプリとともに、今でもファックスが日常的に使用されている。
フロッピー ディスクや CD-ROM が消費者の目に触れることはにはあまりないが、一部の公文書については、これらの古いフォーマットで保存することが法的に求められている。
「新型コロナウィルス感染拡大を通じて、私たちは、非常に多くの国々が政府手続きをデジタルプラットフォームに移行するのを見てきた」。河野大臣はこう述べた。
「このような時代に、日本はまだそういった状況にない」
大臣は、職場で変化を提案することが必ずしも奨励されないという日本の文化が、問題を見て見ぬふりをする結果を招いていると非難した。
「家では何か不便なことがあればすぐにそれを変えるが、家から一歩出ると、すべてが他人事になってしまう」。河野大臣はこう述べた。
「人々が行動を起こし、より良い社会に向けた改善を提案できるような社会を作らなければならない」
「ハンコ」として知られる個人の印鑑を段階的に廃止しようとしている河野大臣は、社会はデジタル化の利便性を受け入れるだろうと楽観していると述べた。
「自分たちの生活がより良いものになり、便利で、楽になったと感じれば、それはデジタル庁の取り組みが成功したことを意味するのだと思う」。大臣はこう述べた。
「人々がより多くの笑顔を浮かべているのを見たら、それをどのように測定しますか」
*AFP、時事通信