在日本ロシア大使館は4日、在札幌総領事館領事の国外退去を要求した日本政府に「断固抗議した」と発表した。
通信アプリ「テレグラム」での声明によると、ガルージン駐日大使が外務省に呼ばれた際、森健良事務次官に「不適切かつ恣意(しい)的な決定」だと反論したという。
ガルージン氏は、在ウラジオストク日本総領事館領事の国外退去処分を受けた日本側の行動には「根拠がない」と指摘した。
ロシア領事には立場を逸脱した振る舞いもなかったと主張。
「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に当たらないという認識を示した。
ロシア側の声明は、今回の措置について「2国間関係をさらに悪化させるだけだ」と非難。
「ただでさえ最近の日本の破壊的な政策の結果、関係は劣化している」と述べた。
時事通信