
21日午後3時19分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、同県楢葉町で震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは29キロ。地震の規模(マグニチュード=M)は5.0と推定される。津波はなかったが、今後1週間は最大5弱程度の地震に注意が必要という。
福島県沖では陸側プレートの下に海側プレートが沈み込んでいるが、震源は陸側プレート内部。近くの深さ12キロでは2016年11月22日にM7.4、最大震度5弱の地震が起き、宮城県の仙台港で最大144センチの津波を観測した。今回の地震は規模が小さく、深い所で発生したため、津波は起きなかった。
原子力規制庁によると、東京電力福島第1、2原発に異常はないという。
時事通信