モハメッド・アブザイド
カイロ: カイロ国際ブックフェア最高運営委員会が、コロナウィルス伝染病(COVID-19)の拡散を理由に、今年のフェアを2021年6月30日に延期することを発表した。
エジプト文化大臣エナス・アブデル・デイエムが委員長を努める同委員会は、延期されたフェアのスケジュールに新たに4日間を追加し、7月15日まで開催することも決定した。
同フェアへ参加を予定していたギリシャとは、両国の歴史的・文化的関係性の深さを祝うため、来年のイベントへも引き続き参加してもらうよう、調整が行われている。公式声明によれば、委員会はパンデミックと他のブックフェアへのその影響に関する世界の進展状況について話し合った。パンデミックはこれまでに他の多数のイベントの中止や延期を引き起こしてきた。
会議では、COVID-19関連の制限により国境を越える旅行が難しいことが予想される、国際機関やアラブおよび外国の出版社の参加についても話し合われた。
エジプト出版社組合のサイード・アブド理事長は、この決定は避けられなかったと述べた。
「我々はエジプトだけでなく、外国の出版社ともつながっている。国境を越えた旅行は大変困難な状況」と、アブドは言う。
「延期はフェアに携わる人々に影響を与えないが、より多数の人々が参加するチャンスを提供するだろう」と、彼は付け加えた。