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バイデン氏、米国はイランの報復ほぼすべて迎撃支援できた

イランがイスラエルに向けてドローンとミサイルを発射した後、作動する対ミサイルシステム(2024年4月14日、イスラエルのアシュケロンから撮影)。(REUTERS/Amir Cohen)。
イランがイスラエルに向けてドローンとミサイルを発射した後、作動する対ミサイルシステム(2024年4月14日、イスラエルのアシュケロンから撮影)。(REUTERS/Amir Cohen)。
イランがイスラエルに向けてドローンとミサイルを発射した後、エルサレム上空に物体が見える(2024年4月14日、エルサレムにて)。REUTERS/Ronen Zvulun
イランがイスラエルに向けてドローンとミサイルを発射した後、エルサレム上空に物体が見える(2024年4月14日、エルサレムにて)。REUTERS/Ronen Zvulun
イスラエルは13日、イランのドローンがイスラエルに向けて発射され、防衛システムがそれらを迎撃する態勢を整えたと発表した。(ロイター/写真)
イスラエルは13日、イランのドローンがイスラエルに向けて発射され、防衛システムがそれらを迎撃する態勢を整えたと発表した。(ロイター/写真)
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14 Apr 2024 08:04:42 GMT9
14 Apr 2024 08:04:42 GMT9
  • 米軍とヨルダン軍が、イスラエルに向かうイランのドローン数十機を迎撃
  • イスラエルは後に、イランの一斉攻撃はイスラエルの軍事施設1カ所に軽い損害を与えたと発表した。
  • イランは4月1日、イスラエルによるダマスカスのイラン大使館空爆への報復を宣言した。

ワシントン:バイデン大統領は、米軍はイスラエルが13日にイランから発射されたドローンとミサイルのほぼ全ての迎撃を支援した、と発表。イスラエルは、今やその強さを誇示したと述べ、イランへの報復から遠ざけるよう誘導したとみられる。

バイデン大統領は、イランに対する外交的対応を調整するため、また中東紛争を拡大する軍事的情勢悪化を避ける為、14日にG7の首脳を招集する、と続けた。

アメリカの大統領は、イスラエルのガザ戦争をめぐる最近の緊迫した情勢の後、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に電話し、イスラエルに対する「鉄壁の」支持を再確認したと述べた。

「イスラエルは、前例のない攻撃であっても、驚くべき能力を発揮しました。イスラエルの安全保障を脅かすことはできない、という明確なメッセージを敵に送った、と伝えました」と同大統領は続けた。

イスラエル軍は14日、イランのドローンとミサイルの99%が迎撃されたと発表し、軍は完全に機能したままであり、後続の作戦について議論していると続けた。

イスラエルの、ダニエル・ハガリ主席報道官はブリーフィングで、イランの行動は「非常に重大」であり、「地域情勢を悪化させるものだ」と述べた。

同国の空港当局は、数百発のイラン製ミサイルとドローンによる攻撃の後、13日の午前7時30分(0430GMT)に領空の閉鎖を解除した、と発表した。

テルアビブ発のフライトスケジュールに影響が出ることが予想されるため、旅行者はフライト時間を確認する必要があるという。

バイデン大統領は、イラン大使館空爆の報復に対応する為、米軍機と弾道ミサイル防衛駆逐艦を数日の間に中東に派遣するよう命じたという。

「これらの配備と米軍の並外れた技能のおかげで、イスラエルは飛来するドローンとミサイルのほぼすべてを撃ち落とすことができたのです」と同大統領は語った。

また、13日に「イランの大胆な報復に対し、一貫した外交対応を調整するために、G7を招集します」と続けた。

同大統領の発言は、米国がまた中東戦争に巻き込まれるのではないかという懸念の中で、同盟国支援と、緊張緩和の間で、米国がバランスをとっていることを示唆した。

こうした懸念は、4月1日のイスラエルによる空爆と思われる攻撃でダマスカスのイラン大使館が空爆され、2人の司令官を含むイスラム革命防衛隊のエリート隊員7人が死亡して以来、高まっている。

ドローンによる攻撃を開始した後、14日イランは米国に対し、イスラエルとの対立に「関わるな」と警告した。

しかし米メディアは、バイデン大統領が地域情勢の緊張を緩和しようとしていると報じた。

ニュースメディア、アクシオスは、バイデン大統領がネタニヤフ首相に対し、イスラエルによるイランへの報復に反対し、「勝利を手にすべきだ 」と語ったと伝えた。NBCによれば、同大統領は、同首相が米国をより広範な紛争に、深く引きずり込もうとしている、との懸念を内々に周囲に表明していたという。

13日にバイデン大統領は、週末のデラウェア海岸への旅行を切り上げ、ホワイトハウスでの国家安全保障のトップとの緊急会議のためにワシントンに戻った。

同大統領は、ロイド・オースティン国防長官、アントニー・ブリンケン国務長官、ビル・バーンズCIA長官を含む高官たちと、木製のパネルで覆われたホワイトハウスのシチュエーション・ルームでの会議の様子を投稿した。

バイデン大統領の中東紛争への対応は、米大統領選挙の年でもあるため注目される。

11月の選挙で、同大統領のライバルであるドナルド・トランプ元米大統領は、民主党の現職は 「弱さ 」を見せていると述べた。

「イスラエルの人々に神のご加護を。彼らは、今攻撃を受けている。それはアメリカが弱さを見せているからです」と共和党のトランプ氏は、ペンシルベニア州での選挙集会で語った。

イランのイスラム革命防衛隊が、ホルムズ海峡付近で「シオニスト政権に関係する」商船を拿捕したことで、緊張が高まっていた。

ホワイトハウスは、英国所有の船舶の拿捕を「海賊行為」と非難した。

ホルムズ海峡はメキシコ湾とインド洋を結んでおり、米エネルギー情報局によると、世界の石油消費量の5分の1以上が毎年通過している。

AFP

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