
即位後初めて沖縄県を訪問中の天皇、皇后両陛下は23日、宜野湾市で開かれた第37回国民文化祭と第22回全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席された。
国民文化祭は、両陛下の主要地方公務「四大行幸啓」の一つ。
2020年の大会は新型コロナウイルスの影響で1年延期となり、21年はリモートで出席し、3年ぶりに現地に赴いた。
式典で天皇陛下は「本土復帰50周年を迎えた沖縄の地に、全国各地で文化芸術活動に取り組まれている方々を迎え、開催されることは誠に喜ばしいことと思います」とあいさつ。
「広く国民の間に沖縄に対する理解が一層深まる大会となるよう期待しています」と述べた。
両陛下は、同県出身の歌手三浦大知さんの国歌独唱に耳を傾けた。
会場では出演者が抗原検査をし、観客にも検温を実施するなど感染対策が取られた。
両陛下は開会式に続き、関連行事を鑑賞後、午後に特別機で帰京する。
時事通信