
岸田文雄首相は26日、リトアニアのシモニテ首相と首相官邸で会談し、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対して、連携して制裁を続けることで一致した。サイバー防衛などの安全保障分野で定期的な協議を行うことでも合意。経済面ではITや生命科学の分野で協力を拡大していくことを確認した。
会談後の共同記者発表で、岸田氏は「(ロシアにより)核兵器が仮に使用されることがあれば、それは人類に対する敵対行為だ」と非難。シモニテ氏も「ウクライナへの本格的な攻撃は、全ての民主主義国家に対する共通の課題、チャレンジだ」と訴えた。
また、今後の2国間関係の強化や国連安全保障理事会改革、軍縮・核不拡散実現に向けた協力を盛り込んだ共同声明を発表した。
時事通信