
加藤勝信厚生労働相は17日午前の閣議後記者会見で、都道府県に対し公立病院の再編統合に向けた検討を進めるよう同日中に通知する方針を明らかにした。
これに合わせ、昨年9月に再編統合の議論が必要として実名を公表した424の公立・公的病院のリストについて、精査した結果を確定版として自治体に伝える考えも示した。
政府は医療費適正化の一環として、病床の機能転換や削減を図る「地域医療構想」を進めている。公立病院再編のきっかけとするため、厚労省は昨年に実名リストを公表。
ただ、自治体の猛反発を受け、通知する時期が遅れていた。自治体が求めている民間病院の診療実績データについても、各地域に示す方針。
JIJI Press