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国連総会、日本の核廃絶決議を採択=29年連続、禁止条約に初言及

決議は一部項目について、個別に賛否を問う分割投票が行われた。(AFP)
決議は一部項目について、個別に賛否を問う分割投票が行われた。(AFP)
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08 Dec 2022 03:12:34 GMT9
08 Dec 2022 03:12:34 GMT9

ニューヨーク時事:国連総会(193カ国)は7日、日本が毎年提出している核兵器廃絶に向けた決議を賛成147、反対6、棄権27の賛成多数で採択した。採択は29年連続。

今年は初めて、核兵器の製造や保有を全面的に禁じる核兵器禁止条約に言及。昨年1月に発効し、今年6月に第1回締約国会議を開催したことに「留意する」と明記した。 

決議は、ロシアの反対で決裂に終わった8月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議にも触れ、「1カ国の決定に遺憾の意を表明する」として、名指しは避けつつロシアを批判した。

決議は一部項目について、個別に賛否を問う分割投票が行われた。核禁条約についての項目では、核保有国のうち米国が賛成、英仏中が棄権、ロシアが反対した。事実上の核保有国であるインドやパキスタン、イスラエルも棄権した。

一方、NPT会議決裂の項目は98カ国の賛成にとどまり、54カ国が棄権。ロシア、中国、南アフリカ、ニカラグアの4カ国が反対した。残りは投票に参加しなかった。

決議は10月末に総会第1委員会(軍縮)を通過し、本会議に送られていた。

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