
東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都は22日、五輪期間中に首都圏で繰り下げる鉄道の終電時刻を公表した。最大2時間程度遅らせる。
サッカーが行われる札幌市と宮城、茨城両県の3会場でも深夜に臨時列車を運行する方向で検討している。
五輪では東京、神奈川、埼玉3都県の8会場で午後11時以降に競技が終わるため、首都圏では7月24日~8月9日の間、60路線で終電を繰り下げる。
最も遅いのは8月4、7日の横浜市営地下鉄ブルーラインで、横浜駅を午前2時20分ごろ発車する。
サッカー会場の札幌ドーム(札幌市)、ひとめぼれスタジアム宮城(宮城県利府町)、カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)でも、午後10時以降に終わる競技開催日を中心に、JR総武快速線(東京方面行き)など13路線で深夜運行を検討。
パラリンピックは開閉会式のある8月25日、9月6日に最大1時間ほど終電を繰り下げる。日中の運行については、混雑が予想される会場周辺の路線などで競技の開始と終了時間に合わせた増発を検討。詳しい運行ダイヤは4月に公表する。
JIJI Press