
ブリュッセル時事:北大西洋条約機構(NATO)は23日、ストルテンベルグ事務総長が30日~2月1日の日程で訪日し、岸田文雄首相と会談すると発表した。NATOは中国への警戒を高めており、インド太平洋の安全保障を巡り、日本との連携強化を確認する見通しだ。
NATOは昨年6月、今後10年間の行動指針を示す「戦略概念」を12年ぶりに改定し、覇権主義的な動きを強める中国に初めて言及。日韓などとの連携強化を打ち出した。日本政府も昨年12月に国家安全保障戦略など3文書を改定。中国について「最大の戦略的な挑戦」と位置付けたほか、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を初めて明記した。
NATOによると、ストルテンベルグ氏は訪日前の今月29~30日、韓国を訪れ朴振外相ら政府高官と会談する。
時事通信