


アラブニュース・ジャパン
東京: 日本は3大中東諸国のアラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、バーレーンとの2022年の国交樹立50周年を祝して、林芳正外相らの出席の下、水曜日に東京でシンポジウムを開催した。
林氏は3カ国との安全保障、防衛協力の重要性を強調し、「日本とバーレーンの2国間で安全保障対話と防衛当局間対話が活発に行われている。UAEとの間では昨年9月、中東地域の平和と安定に共に貢献していくことを目的に、防衛装備品・技術移転協定に実質合意した」ことに言及した。
また再生可能エネルギー、インフラ、環境、科学技術·教育分野における三国との協力の重要性についても触れ、今後も幅広い分野で協力していくことを期待していると述べた。
林氏は投資環境の改善にも取り組んでいるとして、「昨年6月に署名された日・バーレーン投資協定が今後発効すれば、3カ国すべてとの投資協定が存在することになる」と語った。
新型コロナウイルス感染症の拡大で各国との交流が一時中断されたものの、「ビジネスと民間レベルを含む交流を通じ、3カ国との交流がさらに強化されることを期待する」とも述べた。
「本日のシンポジウムにおいては、次の50年に向けて、さらに協力を拡大し信頼を強めていくための方策や提言について、活発な議論が行われることを期待している。日本の友人であるバーレーン、UAEの皆様の一層のご健勝と3カ国の末長い発展を祈念し挨拶とさせていただきます」
シンポジウムでは、日本と3カ国の関係、地域情勢、今後の連携について議論が交わされた。3月には各国の伝統、食文化、観光地などをPRする文化イベントが開かれる。