
外務省は3日、ロシアの侵攻が続くウクライナの復旧支援として約224億円の無償資金協力を実施すると発表した。
地雷探知機・除去機や、送電網回復のための変圧施設を供与する。
これまでは緊急的な人道支援や財政援助が中心だった。同省は「戦争中だが、将来の国の再建に向けてできることは今から取り組む」としている。
国際協力機構(JICA)を通じた2国間協力として、(1)地雷・不発弾対策とがれき処理(2)生活再建(3)農業回復―の三つの柱で支援。生活再建では、遠隔教育で活用するIT機材を提供。
農業分野では、輸出が滞った現地の農家からヒマワリなどの種子を調達し、他の農家に無償配布する。
時事通信