
ソウル時事: 朝鮮中央通信は15日、北朝鮮軍のミサイル部隊が14日に戦術弾道ミサイル2発を発射する訓練を実施し、目標の島を「精密打撃した」と伝えた。韓国軍は14日、北朝鮮が日本海に短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しており、これを指すとみられる。
同通信によると、訓練は西部戦線の重要作戦任務を担当する部隊が行った。南西部・黄海南道長淵郡一帯から発射されたミサイル2発は約611キロ飛行したという。部隊長は「戦えば必ず敵を壊滅させる」と述べ、訓練を強化する方針を示した。
韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が公開した写真の分析として、韓国全土を射程に収め、変則軌道が特徴の「KN23」を移動式発射台(TEL)から撃ったという見方を伝えた。
北朝鮮は12日にも日本海で潜水艦から巡航ミサイル2発を発射。13~23日の米韓の大規模合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」に対抗する形でミサイル発射を繰り返している。
時事通信